こんにちは!今日は学習者に合わせた、コーチング方法をお伝えします。
情報の理解の仕方:グローバル・リニア
情報を理解するうえで、どのように理解するか!
大きく分けてグローバル・リニアの2タイプに分かれます。
グローバルに考えて物事を理解するタイプ。
要点を伝えることで、全体像を理解し把握します。
例えば、本の目次を読んでどのような内容が書いてあるのか全体像を把握し、興味があるページから読むタイプ。
特徴としては要点をしっかり伝えることで、おおまかに理解できます。
コーチは要点をまとめる力があれば大丈夫です!
リニアは順序立てて理解するタイプ。
手順や詳細を順序立てて、その結果全体像がどうなっているのか理解します。
例えば、本は1ページ目から順番に読み、最後まで読んで内容を全体的に理解するタイプです。
特徴としては詳細を理解したいので、質問をしてくることが多いと思います。
コーチは1つ1つ丁寧に答えてあげることで、安心感と理解度を深める手助けができます。
私はタイプを判断するときに良く『雑誌や本を読むときに、1ページ目から順番に読むか気になったページから読む?』っと質問します!
するとどっちのタイプか、直ぐに理解できますよね!
コーチングの4つのステップ
前回ブログで学習者のタイプは3タイプに分かれていることを説明しました。
視覚・聴覚・運動感覚タイプです。そして情報を理解し把握するには、グローバルとリニアのタイプに分かれます。
重きを置く場所、伝え方を変えるテクニックは必要ですが、次の4つのステップはどのタイプの人にも伝わりやすい要素を含んでいます。
コーチングの4つのステップ
①話す
②見せる
③実行する
④フィードバック
①話す:ここでは今から行う作業について話します。(聴覚タイプが理解しやすいステップ)
②見せる:実際に作業手順を説明しながら見せます。(視覚タイプが理解しやすいステップ)
③実行する:学習者が同じように作業をします。(運動感覚タイプが理解しやすいステップ)
④フィードバック:行動にフォーカスをあてて良かったところは褒めて、出来てなかった部分は具体的にどうすればよいか伝えてあげます。
おにぎりの作り方で説明してみますね!
①話す:今からおにぎりを作りたいと思います!作ったことありますか?
おにぎりを作るには4つのステップがあります。
1)手を全体的に水で濡らす。
2)手に適量のお塩を取って広げます。
3)ご飯を手に乗せます。
4)両手でぎゅ、ぎゅっと握ったら出来上がりです。
簡単ですよね!
②見せる:では実際に私がさっきの4つのステップを使っておにぎりを握るので見ててくださいね!
上記の4つステップを再度説明しながら実際に握って見せます。
③実行する:では次はおにぎりを握ってみましょう。ステップは覚えてますか?
メモを見ながらでもよいので作ってみましょう!
(ここでは、学習者がとったメモや見た記憶をベースに実践してもらうことが大切です。行動を観察することで、今説明した内容をどこまで理解しているか確認することが出来ます)
④フィードバック:学習者の行動を観察し、良く理解して実行できてた部分は褒めて、改善や理解不足の部分は補足してあげましょう。
どうでしたか?このコーチングの4つのステップを活用することで、すべての学習タイプが理解しやすく、記憶に残りやすいコーチング方法になります。人は聞いただけ・見ただけだと何となく理解しますが、直ぐに忘れてしまいます。そこに実践してできたこと、出来なかったことを明確にして繰り返すことで新しいスキルを身に付けることが出来ます。
コーチングの4つのステップを使いながら、学習者に合わせた伝え方をするだけで成長スピードが大きく変わります。ぜひ、実践してみてくださいね!
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