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子育てでもビジネスでも活かせる、『人材育成』のポイント!学習者の学習スタイルを知ろう。

どうやってやり方教えると相手にわかりやすく伝わるのかなぁ?

みなさん、こんにちは!

会社で数年仕事をしていると、部下が入ってきて新しい仕事を教えたり、その人の長期的な育成を任されることありますよね!私が長年勤めてきた飲食店では、一年間を通して多くの人材を雇い、3月には学生中心のチームだった為毎年多くの成長したスタッフが卒業して巣立っていくと言う流れが主流でした。

その為、多くの人を効率よく育成し基本業務を約3か月程度で習得、一人前にすることが求められていました。

今日はまず、人に何か新しい作業を教える場合のコツとして、学習者の学習スタイルを簡単に見つける方法をお伝えします!

目次

コーチングとは?

「コーチという言葉は、もともと「馬車」のことを指し、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味で使われていました。そこから「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになりました。

私が実践してきたコーチングは、作業内容を始めに教えて、その後は学習者がどのように成長したいのか具体的に聞き、自分の力で目標達成出来るように導くスタイルです。

コーチングは技術やスキルを教えるのがゴールではなく、そのこと通してどうなりたいのか目標を持ち自分自身で考え目標を達成できるように導くことです。

学習者の学習スタイルを知ろう。

学習者のスタイルには大きく分けて3種類のタイプが存在します。

明確に分かれているわけでは無く、よりどの特徴に特化しているのかを知ることで同じ作業を教えるにも伝え方、時間の使い方に工夫ができます。

学習スタイル

  • 視覚目から情報を得てインプットするタイプ。
  • 聴覚具体例を聞くことで理解を深め、自分の言葉に置き換えるタイプ。
  • 運動感覚:内容を聞いた後、実践を繰り返して体で覚えるタイプ。

視覚タイプとは?

主に視覚から情報を収取して、理解したり・覚えることを得意とする学習スタイルです。

学生時代は教科書などを頭の中にコピーするように覚えていた事が多いはずです。なので何ページのどこに書いてあったなぁっと思い出しながら作業を進めるタイプです。新しいことを覚えるとき、メモを取ることが重要となるためメモを取る時間を多めに取ってあげるとスムーズです。

視覚タイプはまとめることが上手なので、マニュアルなど作成したり、販促物を作成して視覚に訴える業務を得意としています。

聴覚タイプとは?

主に話を聞くことで自分の中で理解を深めて行くスタイルです。

学生時代暗記するときに声に出して音読しながら覚えていた事が多いはずです。このタイプは新しいことを覚えるとき、たくさんの具体例を挙げながら説明することでより理解を深めて行くタイプです。

運動感覚とは?

主に実践して体で覚えるタイプです。

学生時代暗記するときは殴り書きでノートに書きながら覚えていたことが多いはずです。このタイプは説明は簡潔に、後は実践を繰り返しながら出来てた部分、出来てなかった部分を的確に指摘して繰り返して覚えることが得意なタイプです。

なるべく実践する場を作ることで、作業を身に付けていきます。

なので私はよく、学生時代の勉強方法を聞くことでどのタイプなのか判断材料にしていました。コミュニケーションのきっかけにもなるので試してみてくださいね!

ここで良く初対面でコミュニケーションの一環としてリサーチしたい上記の内容を聞き出すために

『学生の頃のテスト勉強ってどんな風にしてた?ノートを自分できれいにまとめたり、音読しながら覚えたり、殴り書きしながら覚えたりって色々スタイルはあると思うんだけど!』

この質問をすることで、皆さんならもう学習者がどのスタイルの学習方法を好むか判断できますよね!

学習者に合わせたコーチング

では次に、学習者のタイプに合わせて実際にどのようにコーチングするのか説明したいと思います。

今回はおにぎりを握る方法を各タイプ別にどのように説明すると効果的か比較してみましょう!

基本的なコーチングは4つのステップを活用します。

コーチングのステップ

  • 1)今から行う内容を話します。
  • 2)実際に自分がやっている姿を見せます。
  • 3)今後は学習者が実践します。
  • 4)学習者の実践内容について、行動にフォーカスを当ててフィードバックをします。

視覚タイプ

①『今からおにぎりを握る方法を説明するね!』

②まず手を濡らして、お塩を一つまみ手に取って全体に広げるよ。

そして暖かいご飯をてのひらに乗せて、好みの具をいれて具の上に白ご飯を追加で少し載せようね。

そしてぎゅっぎゅっと両手で握るよ。ほらおにぎりの出来上がり!

ここではゆっくり作業を行いながら視覚で見て、メモを取る時間を十分に取ってあげることがポイント!また、メモを取る時間が長くなる傾向がある為、ここがポイントだからしっかりメモしてねっと伝えると時間短縮になります。

③じゃ実際にやってみよう!

自分のメモを見ながらおにぎりを握ってみてね。②で教えた内容を繰り返しながら伝えて、自分のメモを確認しながら作業する時間を作ってあげます!

④『おー、上手にできたね!三角にするときは手のひらを直角にして握ってあげるともっときれいになるよ。』

※まずは褒めてあげます。そして③で見た行動に対して、具体的な説明をいれてフィードバックをすることで次へ繋がります。

聴覚タイプ

①『今からおにぎりを握る方法を説明するね!』

②まず手をしっかり全体的に濡らして、お塩を一つまみ手に取って全体に広げるよ。

手を全体的に濡らすことで手にご飯が付きにくくなるよ!

そして暖かいご飯をてのひらに乗せて、好みの具をいれて具の上に白ご飯を追加で少し載せようね。

こうすることで具が中止にくるよ。そしてぎゅっぎゅっと両手で握るよ。ほらおにぎりの出来上がり!

④『おー、上手にできたね!三角にするときは手のひらを直角にして握ってあげるともっときれいになるよ。』

※まずは褒めてあげます。そして③で見た行動に対して、具体的な説明をいれてフィードバックをすることで次へ繋がります。

視覚タイプとの違いは、説明により細かいポイントを入れながら伝えているところです。聴覚はメモをあまり取らないため、作業工程の中でより細かい説明をすることで記憶に残りやすく理解を深める傾向があります。

運動感覚タイプ

①『今からおにぎりを握る方法を説明するね!』

②まず手を濡らして、お塩を一つまみ手に取って全体に広げるよ。

そして暖かいご飯をてのひらに乗せて、好みの具をいれて具の上に白ご飯を追加で少し載せようね。

そしてぎゅっぎゅっと両手で握るよ。ほらおにぎりの出来上がり!

③じゃ実際にやってみよう!

内容を簡潔に伝えて、実践する時間を長くします。そうすることで内容を理解しながら体で覚えていけます。そしてどうすればいいのかなぁ?っと試行錯誤しながら覚えます。

④『おー、上手にできたね!三角にするときは手のひらを直角にして握ってあげるともっときれいになるよ。』

※まずは褒めてあげます。そして③で見た行動に対して、具体的な説明をいれてフィードバックをすることで次へ繋がります。

※③・④の工程を何度か繰り返して精度をあげていきます。

伝え方のポイントや各工程の時間のかけ方の違いなど理解できましたか?

実は、このスキル子育てにも活用できるんです。子供の行動を観察するとどのタイプなのか判断できます!外から帰って来たら、手を洗うっと言う行動を身に付ける為に実践したことを紹介します。

我が家の長男はマイペースでのんびりタイプ。今から行うことを目で見て理解してから実践するとスムーズに行える特徴がある為視覚タイプだ判断してます。

なので、実際に親が家に帰って来たらまず手を洗おうねっと言いながら行動をみせます。

そして手洗いの手順が乗ったシートを作成し、シートを見ながら一緒に洗います。

手が洗えたら『上手に洗えたね!偉いね』っと褒めてあげます。

もちろんまだ3歳なので、気分によってはなかなか手を洗うまでに時間がかかることもありますが、洗面台に手洗いシートを持って行って洗ってくれるようになりました。

我が家の次男はやんちゃで何でもやってみるタイプ。説明してもあまり聞いてくれず、実践させると覚えてくれるので運動感覚タイプだと判断しています。

なので、実際に親が家に帰って来たらまず手を洗おうねっと言いながら行動をみせます。

さぁ、手お洗おうかっと言って実践を繰り返した結果、今では帰って来たらまず洗面台へ行き手お洗う習慣を身に付けてます!

子供も対応合わせて伝え方を変えると実践しやすくなると感じています!

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